2024/11/20 13:59

ファーストピアスをしてからピアスホールが安定したか、どう判断すればいいのか迷ってしまいませんか?

もう外していいのか、まだ待った方がいいのか、簡単に見極める方法があります。

この記事では、ピアスホールの安定を見極める方法や早めに安定させるために気をつけること、ファーストピアスをどう選べばいいのかを解説します。

安定したらつけたかったピアスを用意している人は、ぜひ参考にしてください。

ピアスホールが安定したかの見極め方法

ピアスホールを開けてから安定するまでは、早くて1~3ヵ月かかり、長いと半年ほどかかる人もいます。

この期間のうち、どこで安定したかわかるのでしょうか。

人のからだにとって傷と同じピアスホールですが、穴の内部にしっかり皮膚ができていたら安定したと言える状態です。

ただし、以下の項目が当てはまったから絶対に大丈夫というわけではなく、外からはわからなかったのにピアスホールの中は膿んでいたなどのトラブルが隠れている場合もあります。

ファーストピアスを早く外したいと気が急いてしまい、サインの見落としや無理に動かしてしまうなどすると、ピアスホールの安定どころか炎症をおこしたり、余計な傷をつけてしまったりとかえって遠回りする結果になりかねません。

特に動かしたり回したりするのは、開けてから1ヵ月以上、できれば3ヵ月以上我慢してから試すのをおすすめします。

痛み、腫れがないか

ピアスホールの周りを優しく触ってみて、痛みや腫れがないかを確認します。

穴の中に皮膚ができていない場合は、傷に触ったときのようにジンジンした痛みがあるため、まだ安定していないと判断できます。

また、触れてみて熱を持っていたり、腫れている感覚があったり、不自然だと感じるときは炎症をおこしている可能性もあるため、長引くようなら病院を受診しましょう。

安定したピアスホールは多少触っても痛みや腫れはなく、つけ替えが楽にできるものです。

動かせるか

ファーストピアスは軸(シャフト)が長めのものが多く、前後に動かせるくらいの余裕があります。

軽く揺すって前後に動かすことができて、ピアスをくるっと回せるようになっていたら安定しているサインです。

このとき少しでも引っ掛かる感覚がしたら、動かすのを止めてください。

穴の中にできかけた皮膚が剥がれてしまい、最初からやり直しになってしまう可能性もあります。

動かしてみるのは見た目にトラブルがなく、痛みなどの心配がないと確認できてからにしましょう。

もしも中で体液が出ていた場合でも動かせてしまうため、心配なときはピアスホールの周囲に優しくティッシュを当ててみて、体液や血液が滲んでいないかも見てみるといいかもしれません。

血液や膿、分泌液がないか

ピアスホールをよく観察して、出血していないか、膿が出ていないか、分泌液がないかをチェックしましょう

出血していたら、まだ傷口と同じということなので触らないでください。

かさぶたができていても、できるだけそのままにして、自然に剥がれるのを待ちましょう。

気をつけなければいけないのが、膿が出ている場合です。

黄色っぽく粘着性の液が出ていて常にじくじくした状態だったり、かゆみや出血、臭いがあったりしたら、膿の可能性があります。

菌に感染して化膿による膿が出ているときは、病院を受診するのをおすすめします。

また、ピアスホールから分泌液が出ているのは、金属アレルギーの場合があるため注意が必要です。

透明か薄い黄色の液がたくさん出ている、乾くとポロポロ剥がれ落ち、穴の周りがかゆく赤くなっていたら、金属アレルギーの反応の可能性があるため、すぐに病院に相談してください。

乾いていてくぼみができているか

ピアスホールの周りがしっかり乾いていて、穴の中心に向かってくぼみができていたら、安定しています。

傷の状態から皮膚ができていく過程で穴の中の皮膚が収縮していき、中心がくぼむ形に落ち着きます。

見た目で『安定した』とわかるため、覚えておきましょう。

ただし、ファーストピアスを外す前はピアスに隠れてしまいわかりづらいかもしれません。

他の項目をクリアしていて、外しても良さそうだと判断できる場合にチェックすることになるでしょう。

無理にピアスをずらして確認しようとすると、せっかくできた穴が裂けてしまう可能性があるため、絶対に止めてください。

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安定させるために気をつけること

ピアスホールが安定するまで、何もしなくてもいいわけではありません。

気をつけるべきポイントを押さえておけば、トラブルを防げて安定しやすくなります。

ここではどんなことに気をつければいいのかと、やってはいけないことを説明します。

毎日の洗浄

ピアスホールを開けたらしなければならないことは、毎日の洗浄で清潔を保つことです。

特別な道具は必要なく、お風呂に入ったついでにできます。

石鹸を泡立ててピアスホールを中心に耳たぶを包み込むように優しく乗せる、それだけです。

ピアスの隙間から穴の中まで洗ったり、泡が消えるくらいの時間待ったりは必要ありません。

特に、しっかり洗おうと綿棒などで擦るのは、傷の状態であるピアスホールをさらに傷めてしまう可能性があるため、止めてください。

水流を弱めたシャワーで泡が残らないように洗い流すだけで、十分な洗浄効果があります。

トラブルに対処する

おかしいなと思ったら、放置せずにきちんと対処しましょう。

  • 出血している
  • 腫れている
  • 体液が出ている   など

このようなときは、病院を受診して診断を受け、処置が必要ならしてもらってください。

前述にもありますが、体液が出ていて金属アレルギーや化膿だった場合は抗生物質や抗アレルギー薬、ステロイドの塗り薬などでの治療になる可能性もあります。

また、消毒液などを使うと、かえって悪化してしまうかもしれません。

消毒液は傷を治す細胞までも死滅させてしまうこともあるため、自己判断で使うのは止めましょう。

外さない

ピアスホールが安定するまでは、ピアスを外すのは控えてください。

つけ外しによってできかけている皮膚が剥がれたり、傷ついたりする可能性があります。

そこから菌に感染して炎症をおこす、化膿するなどトラブルにつながってしまったら、ピアスホールが安定するまでの期間がどんどん長くなってしまうでしょう。

どうしてもピアスを外さなければならない状況や、ピアスをしていけない場所に行くなどの場合は、なるべく短い時間だけ外したり、シリコン製やガラス製の目立たないピアスにつけ替えたりの対策をして、帰宅したら慎重に戻しましょう。

ピアスホールが安定していないのに外すのはおすすめできないため、できれば計画的に時期を考えて開けるのを心がけてください。

触らない

最初は気になってしまうかもしれませんが、できるだけピアスとピアスホールを触らないようにしましょう。

外さない理由と同じく、ピアスホールの安定がしづらくなる原因となります。

手についている菌が侵入してしまう可能性もあり、トラブルにつながるかもしれません。

毎日の洗浄時にも、直接触れないように気を付けます。

タオルで髪を拭くときや着替えるときには、耳周りに触れないよう意識しましょう。

就寝時に気をつけられない場合もありますが、仰向けで寝るようにするなど工夫してください。

消毒しすぎない

毎日のケアは洗浄のみで十分なため、消毒をする必要はありません。

ピアスホールを毎日消毒すると言われていたのは、昔の話です。

トラブルがなければ洗浄だけでOKという病院も増えていて、人間の自己治癒能力を活かすために消毒液を使わない方が傷の治りが早いのが常識となりつつあります。

特に市販の消毒液は効果が強いため、まだ傷の状態であるピアスホールにも刺激が強すぎてしまうかもしれません。

トラブルかもしれないと思ったら、安易に市販の消毒液を使う前に病院へ行きましょう。

どうしても気になる場合は、ピアスホールの消毒専用のジェルなどがありますが、使用方法をしっかり把握し、自己責任で使用することになります。

安定しやすいファーストピアスはどう選ぶ?

そもそもピアスを開ける際に、ファーストピアスの選び方も気をつけた方が、安定は早くなります。

安全なのは当然として、他に何を気にすればいいのか迷う人も多いでしょう。

ここでは、長期間つけっぱなしになるファーストピアスをどのような基準で選べば良いのかを解説します。

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素材

ファーストピアスはトラブルを未然に防ぐためにも、金属アレルギーのおこりにくいチタン製かサージカルステンレス製のものをおすすめします。

ピアッサーにセットされているファーストピアスを見るとよくわかりますが、素材はチタン(純チタン・チタン合金)またはサージカルステンレスのものが多くあります。

チタンは医療器具にも使われていて、金属イオンが汗などで溶けだす心配がほとんどなく、アレルギーの原因になりにくい素材です。

サージカルステンレスもチタンと同様に医療器具に使われています。

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ファーストピアスを選ぶ際はメッキや部分的な使用のものではなく、ピアス全てがチタンやサージカルステンレスでできているのを確認しましょう。

チタンやサージカルステンレスでも『金属アレルギーは100%ない』とは限らないため、少しでも徴候があったら病院に相談してください。

長さ

耳たぶの厚みから2㎜以上を目安に、8㎜以上のものを選んでください。

前後に隙間があり、密着しない程度の間が空けられる長さが必要です。

ピアスホールを開けた直後は腫れることもあるため、圧迫されるのを防げます。

あまりにギリギリでキツイ状態だと、寝ている間に押しつぶされて耳たぶに埋まってしまうこともあるので、気をつけましょう。

耳たぶの厚さは人それぞれで、分厚い人は特に軸(シャフト)の長さは注意して選んでください。

太さ

一般的に耳たぶにつけるファッションピアスは18G~20G(1.0~0.8㎜)のため、ファーストピアスは太めの16G(1.2㎜)がおすすめです。

ファーストピアス卒業後につけ替えがスムーズになります。

細めのピアスホールだと、つけたいピアスが入らないことがあるかもしれません。

無理にねじ込もうとすると傷つけてしまう原因になるため、ファーストピアスは太めを選び、その後のピアスを選ぶ楽しみを広げましょう。

デザイン

好みによるところも大きいですが、おすすめは丸みのあるボールタイプのデザインで軸が真っすぐのスタッドピアスです。

丸みがあれば引っかかる心配がなく、比較的安全に安定するまでを過ごせるでしょう。

石のついた爪留めのものもありますが、爪の部分がタオルや服に引っかかるかもしれないため、選ぶ際に注意してください。

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まとめ

ピアスホールの安定までは、動かしたり外したりは避けて、しっかりした皮膚ができるのを待ちましょう。

毎日の洗浄、触らない、外さないなどの基本を押さえて、安定を目指してください。

トラブルがなく安定したと見極められたら、ファーストピアスを卒業して、好きなピアスを存分に楽しみましょう。

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