2024/11/20 13:53
ピアスホールを初めて開けたときは嬉しくて、これからどんなピアスをつけようかわくわくしながら考えるのが楽しいものです。
しかし、ピアスを外していいのはいつからか、どれくらいの時間外したらいいのか、最初は不安もあるでしょう。
この記事では、ピアスホールを開けてから安定するまでの注意点や、外すときはどうしたらいいのか、さらに知っておくと役立つピアスホールが塞がるしくみや条件などを紹介します。
ピアスを開けるのに不安を感じていたら、ぜひこの記事を読んで早めに疑問を解消してください。
ピアスホールが安定するまでの注意点

初めてのピアスは、ファーストピアスという専用のピアスを使用します。
金属アレルギーの原因にならないように医療用のチタンやステンレスで作られ、完全滅菌された安全なピアスです。
ピアスホールが安定するまでの間つけっぱなしにするため、キャッチが固く外れにくい仕様になっています。
ファーストピアスをつけている期間、トラブルにならないためにも普段よりも習慣や動きに気を付けなければならないのです。
早めに安定すればつけ外しができるため、この期間の注意点を説明します。
完成するまでファーストピアスを外さない
ピアスホールが安定するまでの期間はどれくらいかかるのか、気になりますね。
早い人で1~3ヵ月はかかるものですが、何かトラブルがあったり、体質の関係だったり、半年ほどかかって安定するという人もいます。
そもそもピアスが通る穴は人のからだにとっては傷と同じで、治そうという自然治癒力が働き、放っておいたら穴が閉じてしまうでしょう。
ファーストピアスを通すのは、穴の周りに皮膚ができて傷ではなく穴の状態で保持できるようにするためで、完成までの期間は人によって異なります。
この期間ファーストピアスを外さないことが前提で、もし外してしまった場合は半年以上かかる可能性もあるので注意してください。
安定する前に外すと耳の中が傷ついたり、ピアスが耳たぶに埋まって傷をつけたりの原因になり、炎症や化膿してしまうとさらに傷を治そうとからだが反応してしまい、ピアスホールの安定が先延ばしになるかもしれません。
清潔に保つ
ピアスホールを安定させるには、清潔にしておくのが大事です。
入浴のときにお湯で流すか、臭いなどが気になるときは石鹸の泡を優しく包むように乗せてあげるだけで、洗浄効果があります。
毎日の洗浄でピアスホールとファーストピアスを清潔に保つのが、安定への早道です。
『消毒はしなくていいの?』と疑問があるかもしれませんが、膿や痛みなどのトラブルがない限り、洗浄だけで十分です。
じくじくした状態になってしまったり、化膿してしまったり、気になる状態が続いた場合はピアスを開けた医療機関で相談してください。
消毒用の薬を処方された場合は、指示に従って使用しましょう。
自己判断で市販の消毒液などを使ってしまうと、かぶれてしまったり、傷の治りが遅くなったり、かえってトラブルにつながりかねないため注意が必要です。
ピアスホールの完成の妨げになることは控える
ピアスを開けていなければ普通にしていることも、安定するまでは気をつけなければいけない場合があります。
髪を乾かすときには、ドライヤーの熱が当たらないように注意しましょう。
ピアスは金属でできていて、しかも傷の状態である初期には特に熱がダイレクトに伝わってしまいます。
耳の付近を避ける、遠くから当てる、弱または冷風にするなどの対策をとるようにしましょう。
また、髪のカラーリングやパーマは避ける方が無難です。
万が一薬液がついてしまった場合、かぶれてしまう可能性があります。
美容院、理容院も耳カバーなどをしてくれますが、絶対大丈夫という保証はなく自己責任になってしまいます。
特にファーストピアスの期間は耳に手が当たるだけで痛いこともあり、そんな時期にあえて髪型を変えるよりも、安定してから思う存分おしゃれを楽しむのがおすすめです。
他には、着替える際に服が耳に引っかからないように注意したり、就寝時は耳を押しつぶさないように仰向けに寝たり、痛みなどのトラブルにならないように気を付けて過ごしましょう。
気になる症状があるときは病院へ行く
ファーストピアスの期間中、下記のような症状があったときはすぐに病院に行きましょう。
- 出血が止まらない
- じくじくした傷の状態が続いている
- 膿や臭いが出ている
- 腫れが治まらない など
このような症状がある場合、なんらかの菌が入ってしまって消毒だけでは対応できない可能性があります。
きちんと医師に診断をしてもらい、必要なら抗生物質での治療を受けましょう。
放っておくといつまでも治らず、皮膚がそこだけ変質してピアスがつけられない状態になってしまったりもあるため、おかしいと思ったらすぐに病院へ行ってください。
また、ピアスホールの角度によっては台座で傷になったり、小さなピアスが耳たぶに埋まってしまったり、自分ではどうしようもない事態になったときも必ず病院で処置をしてもらいましょう。
安定後にピアスを丸1日外したいとき

ピアスホールが安定するまでの期間は1~3ヵ月ほど、長くて半年かかる人もいるというのは前述の通りです。
それでは、半年経ったら安定するはずだからと、ピアスを外してもいいのでしょうか?
ピアスがスムーズに動かせるくらいに穴が安定していたら外してもOKですが、塞がり始めるタイミングは人により違います。
早いと数時間~数日で穴の表面に薄皮ができてくる人もいて、1日外すともしかしたら塞がるかもしれないという心配もあるほどです。
完全に外すのは心配という人は、ピアスホールが安定した後ならばシリコン製やガラスの透明で目立たないピアスに替えるという方法もあるため、学校や職場などの規則やピアスをつけられない場に行くという場合は検討してみてはいかがでしょうか。
ただし、病院でレントゲンやMRIなどの検査で外す場合は、きちんと指示に従ってください。
どうしてもピアスを外さなければならない事情があるときは、塞がるかもしれないと覚えておきましょう。
帰宅した時や寝る前に忘れずにピアスをつけ直すようにして、塞がらないように注意するだけで違ってきます。
また、塞がりかけた穴にピアスを入れるときは無理に押し込もうとせず、痛みを感じたらすぐに止めて、出血などあったら病院で相談してください。
ピアスホールが塞がるまではどれくらいかかる?

安定するまでの期間が人によって違うように、塞がるまでも人により差があります。
早くて数時間でピアスホールが狭くなり始める人もいれば、1日どころか数ヵ月経っても開いたままの人もいて、個人差が大きいのです。
安定してからの期間にも関係してきて、ピアスを開けたばかりだと塞がり始めるのも早い可能性があります。
ただ、10年以上ピアスをしていても、数日だけ外したら入らなくなっていたという場合もあり、一概には言えません。
長くピアスをしていた、太いピアス(ボディピアスなど)をつけていた、という人ほど塞がるまでの時間は長くなるという傾向にあるでしょう。
ピアスホールが塞がりやすい条件、体質とは

明確にどれくらいで塞がるとは言えませんが、塞がりやすい条件や体質があります。
下記の条件が当てはまると、塞がるのが早くなる可能性が高まるかもしれません。
- ニードルを使用した
- 開けてすぐに外していた期間がある
- 細いピアスをしていた
ピアッサーよりニードルで開けた穴の方が最小限のダメージで綺麗に穴が開くため、傷としての治りが早いと言えます。
安定する前にファーストピアスを外してしまったり、すぐに細いピアスに付け替えていたりと、ピアスホールが小さくなるようなことをしていた場合も、塞がりやすいでしょう。
また、体質的なもので塞がりやすいであろう人もいるため、以下の項目を参考に当てはまるか見てみてください。
- 傷が治りやすい
- 新陳代謝が良い
- 耳たぶが厚い
前述したようにピアスホールは傷と同じなため、傷の治りが早い体質の人はピアスホールも早く塞がると予測できます。
新陳代謝も同様で、汗をかきやすかったり、継続的な運動をしていたりという人は、体質的に傷が早く治ることにつながるでしょう。
耳たぶの厚みがある福耳の人は、ピアスホールが安定するまでの時間が長い傾向にあるため、塞がり始めるのも早いかもしれません。
細い軸のピアスよりも、太い軸のピアスで長くピアスホールをキープして、しっかり安定させるのを意識しましょう。
ピアスホールが塞がってしまったらどうすればいい?

1日外していたらピアスホールが塞がってしまった!というときは、まず落ち着いてください。
狭くなっているだけだったり、見えない裏側は塞がっていなかったりするかもしれません。
入れる方法を試してみて、出血や痛みが出てしまった場合は病院へ受診しましょう。
ピアスが入らない!原因と入れるコツ6選、予防法を紹介
どうしてもピアスをしたい人は、同じ場所を避けて違う場所ならばピアスを開け直すこともできます。
元々開いていた場所が塞がるとしこりが残ることがあり、新しい穴を開ける妨げになる場合があります。
さらなるトラブルにつながってしまう可能性もあるため、開け直したいなら少しでもずらした場所にするのがおすすめです。
しこりがあっても問題ない場合もありますが、きちんと医師の診断を受けて決めてください。
また、ピアスをイヤリングに変えて使える「イヤリングコンバーター」というものを使って、イヤリング生活にしてみるのもいいかもしれません。
イヤリングコンバーターがださいといわれるのはなぜ?対処法を紹介!
いずれの方法をとるにせよ、ピアスホールが傷としてではなく跡になってからにしましょう。
まとめ
ピアスホールを開けてから安定するまでは少なくとも1ヵ月、長ければ半年以上かかります。
この期間が過ぎても1日外したままにすると、塞がってしまうかもしれません。
ピアスを外さない、目立たないピアスにつけ替えるなどの対策をして、キープできるようにしてください。
せっかくピアスを開けたならば、お気に入りの可愛いピアスのつけ外しがしたいですね。
『半年後には好きなピアスをつけられる』と励みにして、ピアスホールを安定させるのに集中し、ピアスのある生活を楽しんでください。
AzurTokyoでは今後もアクセサリ情報を発信していきますのでお見逃しなく♪