2024/01/11 13:40

ピアスは左右どちらの耳につけるかで意味が変わるという話を聞いたことはありませんか?

今やピアスは多くの方がつけるおしゃれアイテムであるため、位置の意味を気にすることは少ないですが、初めてピアスを開ける方の中には、気になっている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、ピアスを開ける位置や数の意味、位置の決め方などについてご紹介します。

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ピアスの起源

そもそもピアスをつけるようになったのは、装飾ではなく魔除けのためだといわれています。

すでに古代のインダス文明やエジプト文明の時代には、ピアスが存在したことがわかっていて、当時は霊や悪魔、邪気などが穴から入ってこないよう、耳や鼻などの穴があいている部位にピアスをつけたと考えられています。

古代エジプトでは、悪魔はキラキラしたものを嫌がるという説もあったことから、豪華な光り輝くピアスが好んでつけられていたようです。

また、古代ローマでは魔除けとしてだけでなく、身分や富を示すものとして身につけることもあったそう。日本でも、縄文時代には巫女さんがピアスのような耳飾りをつけていました。


ピアスを開ける位置の意味


今では海外でもファッションの一部としてつけられることが多くなったため、位置による意味を気にすることは少なくなりましたが、昔は海外で一般的に浸透していました。

これは、中世ヨーロッパの男性騎士が、常に利き手をあけて大切な女性を危険から守れるようにしていたことの名残だといわれています。命をかけて守るという思いをピアスに込め、男性騎士は左耳に、恋人の女性は右耳につけていたそうです。

左耳

左耳のピアスには「勇敢、守る人」という意味があり、「男性らしさ」や「勇気、誇り」を象徴するものだといわれています。

男性

男性が片耳にピアスをつける場合、左につけるのが一般的です。特に偶数のピアスをつけると、異性愛者であることを意味します。

女性

女性が左耳にのみピアスをひとつだけつけていると「守る人」という意味になり、同性愛者であることを意味します。

右耳

右耳のピアスは「守られる人」という意味です。「優しさ」や「運命」などの意味もあり、「女性らしさ、淑女」を象徴するものだといわれています。

男性

男性が右耳にピアスをつけていると、同性愛者とみなされる可能性があります。

日本では見た目のおしゃれさを重視する傾向にあるため、それほど気にする必要はありませんが、海外へ行くときは念のため注意した方がよいかもしれません。

女性

女性が片耳にピアスをつける場合、右につけるのが一般的です。男性が左耳のみにひとつピアスをつけた場合と同様、異性愛者であることを意味します。


ピアスをあける数にも意味がある


ピアスはつける位置だけでなくあける数によっても意味が異なることをご存じですか?

特に片耳にのみ複数個のピアスをつけるとより意味合いが強くなりますが、左右両方の耳にひとつずつないし複数のピアスをつける場合は、特別な意味をもちません。

偶数

欧米では、古代から左右対称であることが美しさの基準とされていたため、偶数が好まれてきました。

数字に関しても、割り切れる数の方が縁起がよいとされています。

左耳にのみ偶数個のピアスをあけている場合、男性であれば異性愛者、女性であれば同性愛者であることを意味しています。

右耳にのみ偶数子のピアスをあけている場合、男性であれば同性愛者、女性であれば異性愛者であることを表しています。

奇数

日本では「七五三」や短歌の「五七五」などのように、奇数は縁起がよいとされ、古くから好まれています。

結婚式のご祝儀でも、3万円や5万円など割り切れない数で縁起を担ぐのが一般的です。

左耳にのみ奇数個のピアスをあけている場合、男性であれば異性愛者、女性であれば同性愛者であることを意味しています。

右耳にのみ奇数個のピアスをあけている場合は、男性であれば同性愛者、女性であれば異性愛者であることのアピールになります。

ピアスを耳たぶにあける場合の位置の決め方

ピアスを耳たぶにひとつあける場合のベストな位置の決め方には、2つのポイントがあります。

  • 耳たぶの中心よりも若干下の位置にあける
  • 耳たぶの下の端から5〜8mm程度離れた位置にあける

ピアスをあける位置は、下過ぎても上過ぎてもいけません。


耳たぶの下の端に近すぎると、ピアスの重みで耳たぶが裂けてしまう恐れもあるため、耳たぶの端から5〜8mm程度離れた位置にあけるようにしましょう。

また、耳たぶの中心より上にあけてしまうと、ピアスの種類によってはつけられない場合があります。

せっかく買ったお気に入りのピアスをつけられないという事態を避けるためにも、ピアスホールをあける際は、バランスをよく見るようにしましょう。

ピアスをどちらの耳につけるか迷ったときはどうする?


ピアスを片耳だけにつけるか両耳につけるか迷った場合は、両耳につけるのがおすすめです。

初めてピアスホールをあける方も、特に意味をもたせたいなどのこだわりがなければ、両耳にあけておくとよいでしょう。

両耳にピアスホールがあいていれば、さまざまなデザインのピアスをつけられるため,

ファッションの幅も広がります。

ピアスホールをあける位置で迷っている場合は、最もスタンダードで痛みが少ないとされる「イヤーロブ」にあけることをおすすめします。

なお、イヤーロブは「スタンダード・ロブ(耳たぶの丸い部分)と「アッパー・ロブ(耳たぶの上部)」などと呼び分けることがあります。

まとめ

ピアスは片耳につけると左右それぞれ異なる意味をもちますが、日本ではあまりその意味を気にする方はいません。

そのため、ピアスはファッションの一部として、今回ご紹介した意味や位置の決め方を参考に、自分がおしゃれだと思う位置や数だけつけてその日の気分で楽しんでください。

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