2024/01/11 13:53
ふと耳を触ったときやピアスを外したとき、臭いと感じたことがある方もいるのではないでしょうか?
日頃、他の人に耳たぶの臭いを嗅がれることはほとんどありませんが、万が一臭ってしまったら、恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません。
ピアスホールが臭い原因は、皮脂汚れや垢、膿、粉瘤などです。ピアスホールやピアスを清潔にすることで臭いを消せるケースが多いですが、化膿している場合や粉瘤によって臭いが発生している場合は、速やかに皮膚科を受診して適切な治療を受けるようにしましょう。
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この記事では、ピアスホールが臭くなる原因と対処法を詳しくご紹介します。
ピアスホールが臭いのはなぜ?原因は?
せっかくお気に入りのピアスをつけているのに、ピアスホールが臭いと楽しい気持ちも半減してしまいます。
ピアスホールが臭くなる主な原因は、汚れや垢、化膿、ピアスホールの拡張、粉瘤の4つです。
ここでは、それぞれの原因について詳しく解説します。
皮脂汚れや垢が溜まっているから
ピアスホールから白いカスが出てきた経験はありませんか?あの白いカスはピアスホールに溜まった皮脂の塊です。
厳密にいうと、ピアスホールの中には皮脂を分泌する皮脂腺や毛穴などの皮膚付属器は存在しないため、ピアスホール周辺の皮膚からの皮脂汚れが固まったものだと考えられます。
耳やピアスホールの周辺は洗いにくく、汚れが残りがちな場所です。
そのため、ピアスホールに皮脂汚れや垢、シャンプーの残りカスなどが溜まっていき、そこに雑菌が繁殖して嫌な臭いが発生してしまいます。
長期間ピアスをつけっぱなしにしている場合は、汚れが溜まっている可能性が高いため、一旦外してみましょう。
化膿しているから
ピアスホールが傷ついたり金属アレルギーを発症したりすると、炎症を起こして化膿することがあります。
化膿すると黄色い膿が出てくることがあり、この膿が臭いを発する原因になります。
また、膿を治そうとする過程で発生する分泌物や雑菌も臭う可能性があるでしょう。
ピアスホールを拡張しているから
ピアスホールを拡張している場合も、嫌な臭いが発生する可能性があります。
なぜなら、ピアスホールが大きい分、皮脂や垢が溜まりやすいからです。また、拡張はピアスホールに負荷がかかるため、短期間で穴を広げようとすると細菌に感染して化膿し、臭いを発する可能性もあります。
粉瘤ができているから
粉瘤(ふんりゅう)とは、別名アテロームと呼ばれる良性腫瘍のことです。皮脂や垢などの老廃物が皮脂の下にできた袋状の組織に溜まることでできます。
粉瘤は痛みや炎症を伴わないケースが多いですが、感染などによって炎症が起こると、溜まっていた老廃物が出てきて臭いの原因になることがあります。
耳たぶの付け根部分の裏側や耳介側頭溝と呼ばれる部分は、粉瘤ができやすいといわれているため注意が必要です。
ピアスホールが臭いときはどうする?対処法は?
ピアスホールの臭いをなくすためには、日頃のお手入れが重要です。
毎日ケアするのは面倒かもしれませんが、スキンケアをするのと同じように習慣にするとそれほど苦になりません。
具体的には、以下のように対処しましょう。
ピアスホールを洗浄する
ピアスホールが臭いと感じたときは、お風呂に入るついでに以下の要領でピアスホールを洗浄してください。
- 石鹸を泡立ててピアスホールにつける
- 指先で軽く耳たぶを揉み洗いする
- 水圧の弱いシャワーで優しく丁寧に洗い流す
- 清潔なタオルや綿棒で水分をしっかりと拭き取る
ピアスホールを洗浄する際は、石鹸が残らないようにしっかりと洗い流すのがポイントです。
上記は毎日のお手入れ方法ですが、念入りに洗いたいときや臭いがなくならないときは、ピアス専用のフロスや消毒ジェルを使用してみましょう。
ただし、完成していないピアスホールにフロスを使用すると、炎症を起こす可能性があるため、必ず安定したピアスホールにのみ行ってください。
ピアスホールが完成していない場合は、ピアスをつけたままで洗浄します。
ピアスを少しずつ動かしながら泡立てた石鹸で優しく洗い、十分に洗い流してからしっかりとタオルで水気を拭き取りましょう。
ピアスを洗浄する
ピアスホールの臭いをなくすには、ピアスホールだけでなくピアス自体も洗浄することが大切です。
食器用洗剤などの中性洗剤を使用し、スポンジなどを使ってピアスが傷つかないよう気をつけながら優しくこすり洗いをしましょう。
洗い終わったら清潔なタオルでしっかりと水分を拭き取ってください。
メッキや真鍮などの錆びやすい金属を使用したピアスは、水で濡らさず乾いた布で針の部分を拭くことをおすすめします。
煮沸消毒をする場合は、ピアスの素材が煮沸可能か確認してから行います。樹脂やレジン、天然石などの素材は煮沸できないため、アルコール消毒をしましょう。
汚れがつきにくいサージカルステンレスを使ったピアスを使うと、お手入れがしやすくピアスから嫌な臭いがしにくくなります。
皮膚科を受診する
ピアスホールから膿が出ている、臭いがひどいなどの場合は、そのまま放置するとさらに悪化する可能性があるため、できるだけ早く皮膚科を受診しましょう。
特に粉瘤の可能性がある場合は、自力で治すことができないため、大きくなってしまう前に速やかに皮膚科で診察してもらってください。
まとめ
ピアスホールの臭いは、皮脂汚れや垢、膿、粉瘤などが原因で発生します。
つい面倒でつけっぱなしにしてしまうこともありますが、嫌な臭いの原因となるため注意しましょう。
ピアスホールの臭いは、日頃のお手入れで意外と簡単になくすことができるので、今回ご紹介した対処法を参考に、きちんとケアをして快適にピアスでのおしゃれを楽しんでください。
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